1000円カット行ってみたら悲惨にな結果になった話
コンニチハ
ベトナムからキマシタ
グェンです。@Zirokun180
はい。
僕は今日髪の毛を切りに行ってきました。伸びまくってボサボサになってたんで。
酷い有様ですね。
で、最近増えてきている1000円でカットしてくれる床屋さんに行ってみました。
理由はですね
「もし上手なら私も行くから試しに行ってきてよ」
と妻に言われたからですね。
完全に人柱ですね。
ではでは1000円カット体験談いってみまーす
いざ入店
近所のイオンの中にあるお店に行ったんですが、まず入るのにめっちゃ度胸がいりました。だって客居ないんだもん。それどころか店員の姿すら見えず。1000円カットって時点で不安感満載の所に追い打ちですよ。ビビッて妻に電話しましたよ。
僕「ヤバイ。客が一人もいない。それどころか人の気配がない」
妻「大丈夫だって。行きなさいって。」
僕「・・・わかった」
早かった
中に入ってみるとまず目に飛び込んできたのが、よく定食屋でみる食券の発券機でした。
自然とマジかって声が出ました。
だって美容院とか床屋で食券の発券機なんて見たことないもん。
そしてやっぱり誰もいない。
か細い声ですいませーんと声をかけてみると、ようやく奥から40代後半ぐらいのおばさんが出てきました。
初めてですかーと声をかけられ、初めてですと答えると。
コチラの用紙に名前を書いていただいて、あちらで券を買ってくださいと説明を受けました。
どうやらコースによって券を買うシステムの様だ。
どんなコースがあるかと言うと
カット1000円
まゆカット300円
非常にシンプルである。
2コースしかないのに発券機がいるのか謎だ。
1000円を突っ込んでボタンを押すと、カット1000円と印字されたチケットが吐き出された。
それをおばさんに渡し、奥へと案内される僕。
なんだか無機質なやり取りだ。
少しだけ奥に進むと、漫画喫茶の個室に付けられているような扉があり、それを開けるとカットスペースがあった。
大きさ的にはショッピングモールにある多目的トイレぐらいの大きさだろうか。
部屋の中心には肘掛の付いたビジネスチェアみたいな椅子が一脚。促されるままそこに座ると目の前には大きな鏡。鏡の横には掃除用なのか掃除機のホースのよう長いホース。洗面台は無く、鏡の横には注意書きが。
顔剃り、洗髪は致しません。
カットの長さは○○㎝と正確にお伝えください。
2度切りは出来ません。
なるほど。洗髪が無いのも安さの理由か。しかもそのおかげで大掛かりな椅子もいらないからコストも掛からない訳だな。2度切りってなんだ?まあいいか・・・
などと一人で納得していた。
カット開始!
どんな感じにしますかー?と聞かれ
こんな感じでツーブロックにしてください。と伸びる前の自分の髪型を見せる僕。
ちなみにコレ。どんだけ切りに行ってないのって話。
この写真だけだと、たぶん何処まで刈り上げるのかとか後ろがどんな感じなのか色々聞かれるんだろうなって予想してたんですけど。
「分かりました。じゃあ前回のラインにそってバリカン入れてきますね。」
なんて自信満々にあっさり了承。
その回答で僕の心に
この人実はできる人なんじゃね?
と謎の信頼が産まれた。
それからは早かった。
店「何ミリにします?6ミリぐらいで行きます?」
僕「いや4ミリで行っちゃいましょう!」
ちょっと勢いがついている。
ガリガリとバリカンで両サイドと後ろを刈る。
次にカット
店「何㎝ぐらい切りましょう?」
毎回思うんですけど、これ聞かれて何㎝って明確に答えられる?
普通無理じゃね?なので
僕「ん~。長めに切ってもらって最後調整してって感じで」
店「ごめんなさいそれは出来ないんですよ」
へ?
店「2度切りできなくて」
え!?2度切りってそういう事!!??
一発勝負かよ!!マジかよ!!聞かなかったのも悪いけど、初めに言ってくれよ。
この店初めてって最初に言ったよね?そりゃ注意書きはあったけど、さすがに分かんねえよ!!
僕「えっ?えっ?じゃ、じゃあ伸びた分ぐらいで…」
店「じゃあ3㎝ぐらいですね」
この時点で僕の中の信頼は吹き飛び、不安感が一気に爆発した。
一度オーダーしたらもう戻れないのだ。
たとえおかしな髪型になって
やっぱり全体的に短めにしてくださ
ダメですお帰り下さい
ってな具合だ。
不安のあまり変な半笑いを浮かべる僕をよそ眼に
どんどんハサミを入れていくおばさん。
無情にも目の前をハラハラと舞い落ちていく髪の毛。
どんどん表情が曇っていく僕…
そして審判の時は訪れる
こんなの初めて
こんな感じでどう?
所要時間5分ぐらいで確認をしてきた。
圧倒的な早さ。ストレイト・クーガーもビックリである。
横と後ろを確認したいので鏡を持ってきてもらった。
戦慄した。
両サイドは刈り上げられてはいるが、耳から後ろはやたらにボリュームがあって刈り上げにモッコリかぶっていた。明らかにトップとのバランスがおかしい。
後頭部は派手に刈り上げられ短く切り揃えられているのに、なぜか刈り上げとの境目だけ長く残されていた。
なにこれヤバイ。
横から見たらタイとかベトナム人みたいになってるし、後ろからは昔のヤンキーかジャンボ尾崎じゃねえか。
こいつツーブロック知らねえんじゃねえか?想像で切っただろ!そう思わせる仕上がり。
写真に残せなかったのが本当に悔やまれる。
流石にキレそうになったが、それよりもここからどう修正していくかの方が重要だったので、テンパりつつ
僕「もう全体を短くしてもらうのは…」
店「2度切りは出来ないんです。スタイルを大きく変えることは出来ません。」
チクショーーーー!!!
ちょっと待ってください。ちょっと待ってくださいと連呼した。
たぶん10回は言った。
僕「横と後ろからの写真ないかな。ちょっと待ってください。」
携帯で必死になって画像を探す僕。
あまりのテンパり具合からヤバいと思ったのか、そわそわしながら待つおばさん。
だけどめっちゃ見てくる。携帯の画面めっちゃ見てくる。
いやプライベートやぞ。見られたくない写真とかあるやん?何この人
しかも姿勢変えたら付いてくる。
人の携帯ガンガン覗くのは失礼って認識は無いのか。
僕「いや見られたくない写真とかあるかもなんで見ないでもらっていいですか…」
酷い頭にされながら嫌な気持ちにならないように配慮する僕。
なんだこれ
そのあと探しても探しても参考になるような写真が見つからず。
焦りがMAXに到達し、妻にLINEで本日2度目の救難信号。
(ヤバい事になった。後ろと横が写ってる写真をくれ。)
惨状を察知してか、数分後に妻が登場。
僕の頭を見た妻の一言目は
こ…これは……
半笑いでそう言った。
何度も言うが、それほどヤバイ髪型だったのだ。
人一人が言葉を失う威力がそこにはあった。
妻「と、とにかく、横はもっと空いてボリュームを抑えて下さい。後ろは長く残さずに滑らかにつなげて下さい。」
妻の指示のもとカットを再開するおばさん。
あまりの不安から終始半笑いの僕。
それを鏡越しに見ながらなんとも言えない表情を浮かべる妻。
妻の表情をみて
何だその顔、今どうなってんだ
と更に不安になる僕。おいやめろ、吹き出すのをやめろ。
こんな感じでどうですか?
微妙ではあるが、幾分かましになった。
もう早く終わらせてここから立ち去りたいばっかりだったし、これ以上は見込めないので、確認も早々に
『あ、はいっ!大丈夫です!!』
そう告げると切った髪の毛を掃う作業が待っていた。
洗髪が無いので毛だらけの頭で帰るんだろうなぁ
そう思っていた。
ケープの髪の毛を掃い終えると、掃除機のスイッチを入れるおばさん。
靴に付いた毛と床に散らばった毛を掃除してから帰らせるのか。
そう思った瞬間。吸い込み口は僕の頭に着地した。
マジかよ。掃除機このためかよ。
衝撃を受ける僕をよそ眼に僕の頭にガンガン掃除機をかけるおばさん。
頭に掃除機をかけられるなんて勿論初めてで、切ない気持ちになった。
鏡越しに見る僕の姿はまるでペットか何かの様だった。
妻よやめろ。吹き出すのをやめろ。
入念に掃除機をかけられ、ケープが外される。
足早に店を去ったことは言うまでもない。
店を出て、少しの沈黙の後に妻が言った最初の言葉は
私は行くのやめるわ…
でしょうね!!!
完成した僕の頭
完成したのがコチラの頭。
まず右から
なんかちょっと大五郎みたいになってる。ちゃーんかよ。
そして左
右と全然違うやんけ。一緒でもマズいけどな!!
そしてヤバかった後ろ。
因みにオーダーは滑らかにつなげて下さいだ。
全然滑らかちゃうやんけ!!!
グリーンとラフぐらいハッキリ別れとるやないか!!!!
ただこれだけは言っておきたい。
これでもだいぶマシになった方なのだ。
一番やばかった後ろの修正前は、画像の刈り上げの境目の髪の毛だけやたらに長く、
刈り上げられている部分の3分の2を覆い隠していたと説明すれば分かって頂けるだろうか…
一応感想
とにかく僕は悲惨な髪型になりましたが、店員によるだろうし、
何より1000円という値段。
問題なければ10分程度の所要時間。
時間とお金とこだわりが無い人にとってはいいかもしれません。
あと驚いたのが、掃除機は意外と有能w
切った髪の毛はキレイに掃除されてましたよwww
以上、エマぱぱでした。
あー会社行きたくない!!!!